ブンデスリーガ ボルシア・ドルトムント

ドルトムント幹部、バルサが獲得狙うFWイサクに「彼のことを追い続けているが…」

アレクサンデル・イサク 写真提供: Gettyimages

 ボルシア・ドルトムントは現時点でスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクの買い戻しを考慮していないかもしれない。27日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 イサクはスウェーデンのAIKソルナから17歳にしてボルシア・ドルトムントへ完全移籍により加入したことが大きな話題を呼んだが、度重なる負傷もあり周囲からの期待に応えられず、2019年夏にレアル・ソシエダに加入。しかし、今季はここまで公式戦25試合で先発メンバーに名を連ねると12ゴールをマークするなど、本来のパフォーマンスを取り戻している。

 同選手の去就を巡っては、バルセロナがパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペやドルトムントのノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランドの獲得にむかう可能性が飛び交う中、イサクを迎え入れるために7000万ユーロ(約90億円)を用意していると伝えられている。

 しかし、ドルトムントはレアル・ソシエダとの取引において3000万ユーロ(約38億円)による買戻し条項を付けていることから、ホランドを放出した場合に行使するという見方が広まっている。

 その中、ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)はイサクについて「彼がレアル・ソシエダで正しい道を歩んでいると我々は考えている。最初は控えメンバーの一員としてゴールを決めるなど存在感を見せていた。今シーズンはレギュラーに定着しているが、もちろん彼のことを追い続けている。だが、我々はホランドを抱えていて幸せだ」と語っており、あくまでもホランド残留を優先させる意向を示した。