Jリーグ ヴィッセル神戸

J1ヴィッセル神戸、渡部博文につづきダンクレーも退団決定。天皇杯優勝に貢献

ヴィッセル神戸のホーム ノエビアスタジアム神戸 写真提供:Getty images

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は20日午後、DFダンクレーが今季をもって退団することを公式発表した。

 ダンクレーは2019年にポルトガルのヴィトーリア・セトゥバウからヴィッセル神戸に加入。強靭なフィジカルを武器に最終ラインを支えると、移籍1年目はレギュラーとして公式戦33試合に先発出場し、天皇杯優勝に大きく貢献した。ただ、今季は外国籍選手の枠の兼ね合いもありAFCチャンピオンズリーグの登録メンバーから外れると、公式戦22試合での先発出場と昨季より出場機会を減らしていた。

 同選手は今回の契約満了について「ヴィッセル神戸に来たときすぐに、自分の知見を広げる大きなチャンスの場だと理解しました。仕事面だけでなく自分の人生においても。全ての人から学んだ大切なことは僕の心に在り続けます。目標達成のため一緒に築いてきたこと、皆さんと共に達成できた夢といい思い出を後にして去るのは本当に心苦しいです。それと同時に、仲間と一緒に成長できたこと、そしてクラブの先は光り輝く道が拓けていることにとても嬉しく思っています」

 「僕はヴィッセル神戸を去ります。もうすでにみんなの事が恋しくなってしまってます。僕自身精一杯の力で責任を全うできたという思いと、友好的な関係がこれからも続きいつかまた何かの機会で会えると確信もあります。僕らが旅をする世界は、そのすべての場所でファミリーができることを知ってますから。僕はもうここに居なくても、心はいつもそばにいてみんなの最善を祈っています。僕にできる事があればいつでも、すぐに。この歴史の一部に携わる機会を頂けたことに感謝しています。ここで築けた関係は一生もので、みんなとはいつまでも繋がっていたいです」

 「ヴィッセル神戸に感謝! #トモニイコウ」とクラブ公式サイトを通じて2シーズン過ごしたヴィッセル神戸に対する感謝の気持ちを述べた。

 なお、ヴィッセル神戸は同日、かつて柏レイソルやベガルタ仙台に在籍し、2017シーズンからチームの一員となっていたDF渡部博文の契約満了を発表している。