セリエA アタランタ

悪童カッサーノ、アタランタFWパプ・ゴメスを巡る騒動に「ガスペリーニのおかげで…」

アントニオ・カッサーノ 写真提供: Gettyimages

 ローマ、ミラン、インテルをはじめ多くのクラブでプレーした過去を持つアントニオ・カッサーノ氏が15日、イタリアメディア『Bobo TV』を通じてアタランタのFWアレハンドロ・ゴメスが移籍する可能性について言及しているようだ。

 このアルゼンチン代表は昨季まで主力としてアタランタの躍進を支えてきたが、今季は12月1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のミッティラン戦でジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督と口論になったことがきっかけで去就が不透明となっている。

 また、同選手は自身のSNSに今冬退団を示唆するコメントを残しているほか、ガスペリーニ監督もクラブ首脳陣に対して今回の問題を対処するように要求しており、事態は混沌としている。

 この一連の問題に対して、カッサーノ氏は「ゴメスがアタランタやアルゼンチン代表で成功できているのは、ガスペリーニのおかげだ。以前から良い選手であったが、ガスペリーニのもとでプレーしているからこそ、今の彼がある」とコメント。

 つづけて「何かしらの問題を抱えた時、自分自身の考えを他の人の話したり、(SNSに)投稿してはならない」とアレハンドロ・ゴメスがとった行動に対して苦言を呈している。

 なお、アタランタは16日にセリエA第12節・ユベントス戦を控えており、アレハンドロ・ゴメスはトリノへの遠征メンバーに入っている。果たしてガスペリーニ監督はイタリア王者との一戦で同選手をピッチに送り出すことはあるのだろうか。