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アトレティコ、モラタ移籍金の支払期限が迫る?チェルシーは補強を模索か…

アルバロ・モラタ 写真提供: Gettyimages

 チェルシーは今夏、スペイン代表FWアルバロ・モラタの移籍金でアトレティコ・マドリードから巨大な現金収入があるようだ。15日、英紙『サン』が伝えている。

 モラタは2017年に、スペイン代表FWジエゴ・コスタの後釜として5700万ポンド(約74億円)の移籍金でチェルシーにやってきた。加入当初はエースとしての役割を期待されていたが、18カ月にわたる在籍期間中に記録したのはわずか18ゴール。元チェルシーの監督であるアントニオ・コンテ、マウリツィオ・サッリ両監督の元でインパクトを残すことが出来ないまま、2019年の1月にアトレティコへローン契約で移動している。

 アトレティコは今シーズンの開幕前にモラタの完全移籍を発表。2019/20シーズンまでのローン契約が終了した後、完全移籍するシステムとなる。そこで発生する4800万ポンド(約63億円)の移籍金もこのタイミングで支払われる見込みだ。

 報道によると、チェルシーはアトレティコから得た収入をチームの補強費として考えており、そのターゲットをボルシア・ドルトムント所属のイングランド代表FWジェイドン・サンチョやユベントス所属のボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチなどに定めたようだ。

 今夏、新型コロナウイルスの影響で満足に補強が出来ないチームは出てくるかも知れない。モラタがもたらした収入はチェルシーにとって大きな補強資金となるだろう。