プレミアリーグ リバプール

首位独走中のリバプール。直近5シーズンの優勝クラブとここまでを比較!

写真提供: Gettyimages

プレミアリーグ第17節までを終えて16勝1分の勝ち点49で首位を独走するリバプール。すでに、2位レスター・シティとの勝ち点差は10となっており、首位を独走している。

このままいけば、プレミアリーグ移行後初のリーグ優勝を手にするリバプール。悲願達成の瞬間が、少しづつ近づいている。今回はそんなリバプールと直近5シーズンの優勝クラブの12月26日時点での戦績を比較してご紹介する。


写真提供: Gettyimages

チェルシー

優勝シーズン:2014/2015

2014/2015シーズンにプレミアリーグを制したのはチェルシーだ。第2次ジョゼ・モウリーニョ政権2年目のチームは、ジエゴ・コスタ、ティボー・クルトゥワ、セスク・ファブレガスといった実力者をシーズン前に獲得した。

そんなチェルシーが第17節を終えた段階で、喫した敗戦はわずかに1つ。12月上旬に行われたニューカッスル・ユナイテッド戦だ。ホームでは8試合全勝を収めており。ただ、2位マンチェスター・シティとの勝ち点差はわずかに3だった。

今シーズンのリバプールは、5年前のチェルシーに比べて、比較的余裕をもって戦うことができている。


写真提供:Gettyimages

レスター・シティ

優勝シーズン:2015/2016

4年前に奇跡と呼ばれた優勝劇を見せたレスター。しかし、それはまぐれではなく、クリスマスを迎えた時点でしっかりとした強さを見せていた。

4年前のレスターが第17節を終えた時点で喫した敗戦はわずかに1試合。ジェイミー・バーディーの得点力が爆発した同クラブは、ボクシングデーまでにわずか2敗しか喫していない。

レスターがクリスマスまでに稼いだ勝ち点は38。2ポイント差で首位に立つことができていた。ただ、最終的には81ポイントを稼いでおり、後半戦ではより強さを見せたことが分かる。前半戦からハイペースのリバプールとは対照的だ。


写真提供: Gettyimages

チェルシー

優勝シーズン:2016/2017

アントニオ・コンテ監督就任1年目のチェルシーは、圧倒的な強さを見せていた。第17節終了時点で勝ち点43を稼ぎ、2位のリバプールに6ポイント差をつけていた。

この年のチェルシーは当時のリーグ記録である13連勝を飾るなど、後半戦も強さを見せつけ最終的に勝ち点86を稼ぎ優勝している。2位のトッテナム・ホットスパーには7点差をつけている。

今シーズンのリバプールがこの調子を維持できれば、チェルシー以上に圧倒的な王者となるだろう。


写真提供:Gettyimages

マンチェスター・シティ

優勝シーズン:2017/2018

このシーズンのシティはまさに圧倒的だった。第19節を終えた時点で勝ち点55を稼ぎ、2位のマンチェスター・ユナイテッドに勝ち点13差をつける独走。唯一敗北から逃れることができたのはエバートンだけだった。

シティは前半戦から圧倒的な攻撃力を見せつけていた。2回の5-0、6-0、7-2と驚異の得点力で相手をねじ伏せる試合が目立っている。最終的に勝ち点100を稼いだシティ。2位のユナイテッドに勝ち点差19をつける圧勝だった。

今シーズンのリバプールは、この年のシティかそれ以上の成績を残す可能性がある。仮に後半戦も前半戦と同じ結果になった場合、レスターとの勝ち点差は20。勝ち点差のリーグ記録を更新することになる。


写真提供: Gettyimages

マンチェスター・シティ

優勝シーズン:2018/2019

一昨シーズンに続き、昨シーズンもプレミアリーグを制覇したシティ。今シーズン首位を独走するリバプールと、壮絶な優勝争いを繰り広げた。

昨シーズンのシティは第18節を終えた時点で勝ち点44を稼いでいた。当然首位に立っているべき勝ち点数だ。しかし、リバプールはそれを上回る48を稼いでいた。

前半戦首位の座をリバプールに明け渡したシティ。19節も敗れたことで、少々追い込まれてしまった。25節から無傷の14連勝を記録するなど、後半戦で圧倒的な強さを披露。勝ち点98と、リバプールに1ポイント差でリーグ優勝を手にしている。

今シーズンのリバプールは、昨シーズンの雪辱を果たすことができるだろうか。このままいけば問題はなさそうだが、何が起こるかわからないのがサッカーだ。

名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

筆者記事一覧