セリエA ブレシア

セリエAでまたも人種差別…今度はバロテッリに…

写真提供: Gettyimages

 3日に行われたセリエA第3節、エラス・べローナ対ブレシアの一戦においてまたもファンからの人種差別的な発言が問題となっている。3日、イタリア紙『フットボール・イタリア』が報じている。

 今回の標的となったはブレシアの元イタリア代表FWマリオ・バロテッリ。54分にゴールライン際でボールをキープしていたバロテッリに対してのべローナサポーターからのブーイングの中に差別的な発言が含まれていたようだ。これに対して激怒したバロテッリはボールをスタンドに蹴り込んだ。レフェリーはこの際に試合を中断し、スタジアムでは差別的な発言に対する警告的なメッセージがアナウンスされた。バロテッリはその後もプレーを続け、85分には今シーズンの2ゴール目を記録した。

 バロテッリは試合後、自身のインスタグラムを更新。自身の得点シーンと共に「ピッチ上問わずチームメイトの連帯的なメッセージに感謝している。ファンからのメッセージにも心の底から感謝している。彼らは自身がリアルな人間だということを証明した。差別発言を認めなかった者たちとは違って。クルヴァから私にモンキーチャントを浴びせた人たち。恥を知れ。自身の子どもの前、パートナーの前、家族、友達の前でそれを行ったことに恥を知れ。」とコメントを投稿した。