スソの居場所がなくなる
開幕節のウディネーゼ戦で4-3-1-2の1のポジションで起用されたスソ。プレシーズン中も同じポジションで起用され結果を残していたが、ウディネーゼ戦ではまったくと言っていいほど機能しなかった。高いラインを維持し、タイトなブロックを組む相手に本気モードの相手に対して、何もできないということ見せてしまった。
サイドを主戦場としていた選手にとって、プレーの場を中央に移すのは簡単なことではない。確保すべき視野の拡大などや、選択肢の大幅な増加など、難易度は格段に上がると言っていいだろう。
一時的に、4-3-3に戦い方を戻すのではないかと言われているミラン。スソもポジションを元来のウィングに戻すことになるだろう。しかし、現ミランの完成形はジャンパオロ監督が志向する4-3-1-2で、なるべく多くの試合をこのシステムで戦おうとするはずだ。そうなると、スソの居場所は少しずつなくなっていくだろう。
ミランには開幕節にスソの1列後ろで起用されたルーカス・パケタがいる。彼はウディネーゼ戦で守備に忙殺され、彼の強みを全くと言っていいほど見せることができなかった。彼がポジションのポジションを一列上げると、スタメンからはじき出されるのがスソになる可能性は十分にある。
スソが新体制ミランの中で生き残る道があるとすれば、4-3-2-1になるだろう。2シャドーとして起用されれば、サイドに流れてプレーできる回数も増えるだろう。4-3–2-1にもフィットできなければ、立場はかなり厳しいものになるだろう。
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