
今夏のアーセナルは獲得選手がガブリエル・マルティネリだけと、比較的静かな移籍市場を過ごしている。キーラン・ティアニー、ウィルフレッド・ザハなど、獲得が噂される選手はいるが、具体的な動きもない。そもそもザハ獲得には8000万ポンド(約108億6000万円)が必要とされているが、アーセナルの補強予算は4500万ポンド(約61億1000万円)ほどとされている。では、アーセナルはこの限られた予算の中でどのように立ち回れば良いのだろうか。今回は、アーセナルが移籍期間終了までにすべき4つのことをご紹介する。
ティアニーの獲得
限られた予算の中で獲得すべき選手がいるとすればティアニーだ。アーセナルのアウェイにおけるディフェンス面のパフォーマンスはひどく、批判の的となっている。2018/2019シーズンはロブ・ホールディング、エクトル・ベジェリンが負傷離脱したことにより、アーセナルの柱は完全に腐り切った。
もちろんのことながら、質の高いCBを獲得する必要がある。ただ、それ以上に必要なのがディフェンス面での貢献度が高いSBの獲得だ。ベジェリンの負傷によりエインズリー・メイトランド=ナイルズが抜擢されたが、ディフェンス面で期待することはできなかった。逆サイドのセアド・コラシナツも危険を察知する能力に欠ける。
ナイルズもコラシナツもウィングバックとしては素晴らしい選手だ。ただ、ウナイ・エメリ監督が好むのはSBを採用するシステム。そこでティアニーの登場だ。
ティアニーは現サッカー界で最も期待されている選手の1人だ。ネクストロバートソン(アンロドリュー・ロバートソン)と呼ばれることもある。決して守備力は高くないが、ナイルズよりも守備での貢献はできるベジェリンが負傷から復帰し、逆サイドにティアニーがいれば、アーセナルの守備面の課題は大幅に改善されるだろう。
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