移籍

移籍にウソはつきもの?発言をひっくり返した選手たち〜第1弾〜

「明日はどうなるかわからない」と言われるフットボールの世界だが、移籍に関しては特に発言が二転三転する選手が多い。そこで今回から、ピュアなファンならば「えっ…嘘つき…」と思わず言ってしまうような前言撤回を繰り出した選手たちをご紹介したい。

サミル・ナスリ

2011年、アーセナルに在籍していたサミル・ナスリは、リーグカップ決勝バーミンガムシティ戦の試合前に「俺がアーセナルに来た理由は、タイトルを獲得するため。何も勝ち獲れずにクラブを去ることはない」とコメントした。当時、アーセナルは4つのタイトル獲得の可能性が残されてことも影響したのだろう。だが、バーミンガムに敗れ、CLも敗れ、FAカップも敗れ、リーグも4位。その夏、何のタイトルも獲得できないまま、ナスリは移籍金2500万ポンドでマンチェスター・シティへと移籍した。

サミュエル・エトオ

2005年、当時バルセロナに在籍していたサミュエル・エトオは、UEFAチャンピオンズリーグのチェルシー戦を前に「俺がジョゼ・モウリーニョの率いるクラブへと移籍することはないだろう」とコメント。さらに、「チェルシーのような哀れなチームでプレーするくらいなら、俺の村で落花生を売るよ」と発言していた。しかし、その後はご存知の通り、2009年にモウリーニョが率いるインテルへ移籍し、2013年にはチェルシーへと移籍している。

アルトゥーロ・ビダル

チリ代表のアルトゥーロ・ビダルは、ユベントスでセリエA4連覇に貢献し、世界最高峰のミッドフィルダーとしての立場を築き上げた。2015年には「トリノの人々は俺を愛してくれている。ここでは気分良くいられるし、ここが家だと、家族だと感じているよう」とコメントし、さらに「なぜ俺がここを去りたいという願望を持つ必要があるのか」と記者に答えていた。当然、ユベントスに長く在籍するかと思われたが、発言からわずか4ヶ月後にビダルは、ユベントスの会長にバイエルン・ミュンヘンへの移籍を直訴し、クラブを去った。