ブンデスリーガ セリエA

去就はどうなる?今夏契約を満了する有名選手たち(セリエA、ブンデスリーガ編)

 セリエAはユベントスの8連覇が決定している一方、ブンデスリーガではバイエルン・ミュンヘンの7連覇が目前に迫っている。その中、今夏で契約満了を迎える選手の行方に注目が集まっている。今回はこの2カ国のリーグにおいて契約満了間近となっている7選手を紹介する。


1、ダニエレ・デ・ロッシ

所属クラブ:ローマ

年齢:35

国籍:イタリア

ポジション:MF

 現在クラブの幹部を務めているフランチェスコ・トッティ氏と同様に、ローマの象徴として2002年のトップチーム昇格以降、ここまでチームをけん引してきたデ・ロッシであるが、今季は膝の負傷による長期離脱に泣かされる形で公式戦18試合の先発出場にとどまっている。ただ現時点では契約延長に傾いているものとみられ、来季もスタディオ・オリンピコのピッチに立つ姿を見ることができるかもしれない。


2、イニャツィオ・アバーテ

所属クラブ:ミラン

年齢:32

国籍:イタリア

ポジション:DF

 ここ数シーズンで指揮官やオーナーが目まぐるしく変わるチーム状況の中で最古参としてミランに在籍しているアバーテは、年明け以降リーグ戦でわずか3試合の出場にとどまっているものの、ドレッシングルームで大きな役割を果たしている。ただ同選手にはアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)移籍の可能性が伝えられており、30歳代前半でキャリアの大きな転換期を迎えているかもしれない。


3、クリスティアン・サパタ

所属クラブ:ミラン

年齢:32

国籍:コロンビア

ポジション:DF

 2012年にビジャレアルから加入して以降、低迷期のミランを支えていたクリスティアン・サパタは、2017年以降新戦力が多く加入してからは出場機会がほとんど訪れないことが予想されていたものの、DFマッティア・カルダーラをはじめ長期離脱を強いられる選手が出たこともあり、今季も11月から年明けにかけて先発出場することが多かった。ただ今季終了後の去就については不透明な状況となっており、ミランの今季終了後の成績に左右されるとの見方もあるようだ。


4、マックス・クルーゼ 

所属クラブ:ベルダー・ブレーメン

年齢:31

国籍:ドイツ

ポジション:FW

 ドイツ代表選出経験を持つクルーゼは2016年夏にボルフスブルクからブレーメンへ2008/09シーズン以来となる復帰を果たすと、不動のストライカーとして、そしてキャプテンとして今季はここまで公式戦36試合に出場し12ゴール14アシストをマークしている。ただ同選手は今夏退団が既定路線になっているものとみられ、来季の所属クラブにローマの名前があがるなど、キャリア初となる国外挑戦の可能性もあるようだ。


5、アリエン・ロッベン

所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン

年齢:35

国籍:オランダ

ポジション:FW

 かつてオランダ代表としてワールドカップ・南アフリカ大会やブラジル大会で輝きを放っていたロッベンは、2009年にレアル・マドリードから加入して以降、バイエルンで7度のブンデスリーガ制覇、4度のDFBポカール制覇、さらには2012/13シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)を含む3冠達成に大きく貢献した。ただ年齢を重ねることによる衰えを隠すことはできず、昨冬に今季終了後のバイエルン退団が決定。新天地はアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)の可能性があるようだ。


6、フランク・リベリー

所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン

年齢:36

国籍:フランス

ポジション:FW

 2007年にオリンピック・マルセイユから加入して以降、元オランダ代表FWアリエン・ロッベンとともにバイエルンに数多くのタイトルをもたらした功労者であるリベリーは昨夏のプレシーズンで好調さをアピールすると、今季は35試合に出場していた。ただバイエルンは現地時間5月5日に同選手の今夏退団を公式発表するとともに、ロッベンとリベリーに対して感謝の言葉を述べている。


7、ラフィーニャ

所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン

年齢:33

国籍:ドイツ、ブラジル

ポジション:DF

 2011年にジェノアから加入して以降、サイドバックで貴重な戦力として元オランダ代表FWアリエン・ロッベンや元フランス代表FWフランク・リベリーとともに数多くのタイトル獲得に貢献したラフィーニャであるが、今季はニコ・コバチ監督のもとで出場機会が少ないことについて指揮官批判を展開するなど不本意なシーズンとなっている。また同選手は契約満了後はブラジル復帰の可能性を示唆するコメントを残している。