プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

マンUがデ・ヘアを手放すべき4つの理由

マンチェスター・ユナイテッドの守護神であり、世界最高GKの1人に数えられているダビド・デ・ヘア。強固とは言えないディフェンス力のユナイテッドで、数多くのスーパーセーブを披露してきたことから、彼への信頼は厚い。オーレ・グンナー・スールシャール監督も彼を信頼する人間の1人だろう。ただ、ロシアワールドカップ以降のデ・ヘアやチームの状態を考えると、ユナイテッドはデ・ヘアに別れを告げるべき日が近いのかもしれない。今回は、ユナイテッドがデ・ヘアを手放すべき4つの理由をご紹介する。


パフォーマンスの低下

今シーズンのパフォーマンスだけで、数多くの実績があるデ・ヘアを疑うのは浅はかに感じるだろう。ただ、圧倒的なパフォーマンスを残してきた彼だからこそ、今シーズンのパフォーマンスを不安に感じる人もいるはずだ。デ・ヘアが今シーズン、ゴールに繋がるミスを犯したのは4回。急激に身体能力が落ちるとは考えにくいので、給与面の問題もあるだろう。給与面での不満もその1つだろう。


契約面

デ・ヘアが給与面に不満があると述べたが、彼はアレクシス・サンチェスと同等の給与を望んでいるとされている。スペイン紙『スポルト』が報じるところによれば、週給45万ドル(約5000万円 年俸換算約26億円)を希望しているようだ。ただ、いくらユナイテッドが経済力のあるクラブとはいえ、超高額な年俸を2人の選手に支払うことはしたくないだろう。給与面に関しては、今のところクラブと合意に至りそうにない。ユナイテッドはGKに高額の年俸を支払うことに消極的だ。このまま契約延長交渉がこじれフリーで手放すよりも、今夏に売却し多額の資金を得るべきだろう。


セルヒオ・ロメロとディーン・ヘンダーソン

ユナイテッドがデ・ヘアの給与を挙げることに消極的なのは、セルヒオ・ロメロの存在も影響しているかもしれない。彼はユナイテッドで公式戦44試合に先発し、27試合でクリーンシートを達成している。デ・ヘアがチームメイトでなければ、確実に正GKだろう。

またシェフィールド・ユナイテッドにレンタル中の22歳、ディーン・ヘンダーソンの存在も大きい。シェフィールドのプレミア昇格に大きく貢献するなど、才能が開花。ユナイテッドとの契約も2020年6月まで残っている。ヘンダーソンとの契約延長交渉に問題がなければ、世代交代も問題ない。デ・ヘアの放出がユナイテッドにとって悲観的であったのは過去のことだ。


補強資金の確保

ユナイテッドはGKを除くすべてのポジションにおいて、かなりの投資を必要としている。ウィンガー、インサイドハーフ、ボランチ、センターバック、サイドバックと補強ポイントを挙げればキリがない。充実しているポジションの選手を放出しある程度の資金を捻出。それを補強ポイントに使用するのは自然なことと言えるだろう。一部報道によれば、ティボー・クルトゥワのパフォーマンスに納得していないレアル・マドリードやパリ・サンジェルマンがデ・ヘアの獲得に興味を示しているとされている。商売をするなら、買い手がいるうちにすべきだ。


 

名前:菊池大将
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