MLS

元モナコ指揮官アンリ、MLS行きは消滅。古巣NYレッドブルズSDが明言

ティエリ・アンリ氏はMLS参戦が噂されていたが… 写真提供:Getty Imeges

 アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・レッドブルズは前モナコ指揮官のティエリ・アンリ氏の招へいを否定しているようだ。現地時間22日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 アンリ氏は現役時代にモナコ、ユベントス、アーセナル、バルセロナでプレーした後、ニューヨーク・レッドブルズでキャリアの最後を迎えている。そして現役引退後は指導者のキャリアを歩むと、ベルギー代表のアシスタントコーチとしてワールドカップ・ロシア大会を経験。

 その後は昨年10月にリーグアンで降格圏に沈んでいた古巣モナコの指揮官に就任したもののチームを立て直すことができず、わずか3カ月で解任の憂き目に遭っていた。

 一方、レッドブルズはリーグ戦第7節まで終えてわずか1勝と不振に喘いでおり、イースタン・カンファレンスで10位に沈んでいることから、クラブ首脳陣は監督交代も視野に入れていた。

 そのレッドブルズのデニス・ハムレットSD(スポーツディレクター)はかつて2010年から4年間在籍した過去を持つアンリ氏と指揮官就任に向けて交渉を行っていたものとみられていた。

 しかしハムレットSDは「ティエリ・アンリ氏がニューヨーク・レッドブルズの指揮官に就任するという最近の報道は間違っているものだ」と語っていることから、交渉が破談に終わった可能性があるようだ。

 破談の理由は現時点で明らかになっていないものの、アンリ氏は自らの古巣からのオファーに対して首を縦に振らなかったようだ。