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トッテナムはどうなる?新スタジアム移行後、成功を収めた4クラブ

 プレミアリーグ第33節、新スタジアム「トッテナム・ホットスパー・スタジアム」での初陣クリスタル・パレス戦を見事勝利で飾ったトッテナム・ホットスパー。問題が続出し、必要以上に完成までに時間がかかった新スタジアムで、歴史に残る勝利を収めた。そこで今回は、トッテナムが今後も成功を続けるためにお手本とすべき、新スタジアム移行後により成功を収めた4つのクラブをご紹介する。


マンチェスター・シティ

本拠地:エティハド・スタジアム

エティハド・スタジアムは、もともとマンチェスター市がオリンピック招致のために建設を計画。しかし、招致に失敗し2002年のコモンウェールズのために建設が続行されたスタジアムだ。それをシティが再開終了後に改修し、サッカー専用競技場となった。

シティはもともとヨーヨークラブ(ヨーヨーのように1部と2部を行ったり来たりするチーム)だ。安定してプレミアリーグに残り続けることが収入の面でも重要だった。そして、それを可能にしたのがシェイク・マンスールの資金力だ。約400億円でシティを買収すると、移籍市場で大盤振る舞いを繰り返し、今ではプレミアリーグ屈指のビッグクラブとなった。


アトレティコ・マドリード

本拠地:ワンダ・メトロポリターノ

ラ・ペイネタは1994年に開設された。国際大会に使用され、2008年にマドリード市長とアトレティコ会長が同意し、アトレティコの本拠地となった。これに伴い、スタジアムのキャパシティを2万人から6万9600人に増やす工事が行われた。

新スタジアム移行後のアトレティコは徐々に力をつけ、2012/2013シーズンには約20年ぶりとなるトップ3でリーグ戦を終えた。以降も、ラ・リーガ3強の一角として、世界中から注目されるクラブの1つとなっている。


イエルン・ミュンヘン

本拠地:アリアンツ・アレーナ

スイスの建築家グループ、ヘルツォーク・&ド・ムーロンがデザインしたアリアンツ・アレーナは芸術作品のように美しい。2006年のドイツワールドカップのメイン会場の1つでもあったが、以降は1860ミュンヘンとバイエルン・ミュンヘンが共同で使用。2018/2019シーズンからは、1860ミュンヘンが契約を打ち切り、バイエルン・ミュンヘンのみの本拠地となっている。

バイエルンはもともとブンデスリーガで最も成功を収めているクラブだが、新スタジアム移行後の成績も圧倒的だ。ここ10シーズンで優勝はリーグ優勝は7回。2012/2013シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)も制し、3冠を達成している。


ユベントス

本拠地:アリアンツ・スタジアム

前本拠地スタディオ・デッレ・アルピを取り壊し、2009年に着工したアリアンツ・スタジアム。観客席からピッチまでの距離が非常に近いことが特徴だ。施設も充実し、デッレ・アルピ時代よりも客席数は減ったが、収入はかなり上昇している。

2006年にカルチョーポリによってセリエBに降格したユベントス。かつての輝きを取り戻すために、新スタジアム移行は必要不可欠だった。そして、彼らは見事それを果たし、現在では国内のタイトルをほぼ独占している。残すはCLでの成功のみだ。


 

名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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