代表チーム ドイツ代表

ドイツ代表、バイエルン3選手の強制“引退”発表。ブラジルW杯優勝に貢献

ドイツ代表のジェローム・ボアテング 写真提供:GettyImages

 ドイツサッカー連盟(DFB)は現地時間5日、バイエルン・ミュンヘンのFWトーマス・ミュラー、DFジェローム・ボアテング、DFマッツ・フンメルスについて今後招集しないことを公式発表している。

 ドイツ代表は昨夏のワールドカップ・ロシア大会で優勝候補に謳われていたものの、まさかの予選敗退を喫すると、昨年9月から始まったUEFAネーションズリーグでもリーグAのグループ1で最下位に終わり、リーグBへの降格が決まっていた。

 その中、チームを率いるヨアヒム・レーブ監督はかつて2014年のブラジルW杯で優勝に大きく貢献しており、現在はバイエルンでプレーしている3選手を今後代表メンバーには入れないことを発表。

 同監督は「2019年はドイツ代表にとって新たなスタートを切る1年となる。我々はチーム編成を新たな顔ぶれにしたいと考えている。(3選手の招集外という決断を)正しいステップだと確信している。若い選手にはチャンスがあるし、彼らは今後責任を背負わなければならない」と語り、本格的な世代交代に乗り出す意向を明かしている。

 なおミュラーは代表キャップ100試合、ボアテングは76試合、そしてフンメルスは70試合とここ数年に渡り主力であっただけに、今回の突然の公式発表にはドイツ国内外に大きな衝撃を与えていることだろう。