セリエA ミラン

ミラン、ドンナルンマ兄の移籍に思わぬ障害?

 オリンピアコスへの移籍が秒読み段階とみられているミランGKアントニオ・ドンナルンマだが、思わぬ形で移籍が先延ばしになりそうだ。25日、『スカイスポーツ・イタリア』が報じている。

 15歳でミランの下部組織に入団し、イタリアを中心に複数クラブでプレーしたのち2017年の夏の移籍市場でミランに復帰したアントニオ・ドンナルンマ。ただ、第3GKという扱いもあり、出場機会を得ることはほとんどできなかった。

 そんなA・ドンナルンマはギリシャのオリンピアコス移籍が迫っていると報じられており、個人合意に至ったとみられている。しかし、その移籍は少し先延ばしになりそうだ。ホセ・マヌエル・レイナが負傷したことにより、控えGKがアレッサンドロ・プリッツァーリのみとなる現状と考慮し、ミランが日本時間日曜日早朝に行われるナポリ戦が終わるまで残留するように引き留めているようだ。

 思わぬ形でA・ドンナルンマの移籍が延ばしになったミランだが、今冬の移籍市場は比較的順調と言えるだろう。同選手は第3GKとしては高額な年俸を受け取っており、放出はコストカットにも繋がる。