ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

闘将シメオネ、アトレティコと破格年俸27億円で契約更新へ。10年間の長期政権に現実味

 アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督はどうやらクラブとの契約更新で合意に至ったようだ。現地時間21日、スペイン紙『アス』が報じている。

 ディエゴ・シメオネは2011年12月よりアトレティコの指揮官に就任すると、レアル・マドリードとバルセロナの2強の構図となっていたラ・リーガで2013/14シーズンに優勝を果たし、ヨーロッパリーグ(EL)でも昨季を含め2度の優勝を果たすなど実績を残してきた。

 そのシメオネ監督を巡っては一昨夏にインテル行きが噂されるなど周囲が騒がしくなることがあったものの、アトレティコに対する愛情を強調していた。

 同監督の妹で代理人を務めるナタリア氏はクラブ首脳陣と会談。年俸を2200万ユーロ(約27億円)まで引き上げることで合意に至った模様。この年俸は世界中の指揮官で3番目に高額になるようだ。 また両者は2020年夏に満了を迎える現行契約から1年の契約延長でも合意に至ったものとみられる。

 なおアトレティコは現在、首位バルセロナを5ポイント差で追っており、リーグ戦では第3節・セルタ戦で敗れて以降、今節まで無敗を維持している。クラブの地位を欧州トップレベルまで引き上げた闘将シメオネによる長期政権が10年に達する可能性が現実味を帯びている。