Jリーグ 名古屋グランパス

昨夏に続く大型補強で上位躍進へ! 名古屋グランパスエイトの新加入選手5選

昨季はシーズン前半戦にJ2リーグ降格圏に沈んでいたものの、夏に大型補強を行ったことにより一時リーグ戦7連勝を飾るなどして残留争いに食らいついていた名古屋グランパスは、この冬の移籍市場でも他クラブの主力選手の引き抜きに成功している。今回は今季から名古屋グランパスのユニフォームに袖を通す選手たちを紹介する。


マテウス

年齢:24
ポジション:MF
昨季所属クラブ:大宮アルディージャ

2014シーズンより大宮アルディージャで過ごしていた(一度2015年に退団)マテウスは2016シーズン以降アルディージャで主力に定着。持ち前の推進力を生かしたドリブル突破で決定機を演出すると、昨季はFW大前元紀とともにJ2リーグ屈指の攻撃陣を形成し、12得点をあげていた。日本で5シーズン目(1試合の出場しかなかった2014シーズンを除く)を迎えた今季は「個人昇格」により名古屋グランパスへ加入。ジョーやガブリエル・シャビエルらとともに前線で対戦相手に脅威を与えるだろう。


千葉和彦

年齢:33
ポジション:DF
昨季所属クラブ:サンフレッチェ広島

高校卒業後にオランダへ行き海外挑戦していた千葉和彦はアルビレックス新潟でJリーグキャリアをスタートさせると、2012年から在籍していたサンフレッチェ広島では現日本代表監督の森保一とともにリーグ優勝を成し遂げるなど、最終ラインに不可欠な存在だった。しかし昨季はサンフレッチェ加入以降最少となるリーグ戦出場試合数が11に終わったこともあり、所属クラブを変える決断を下したものとみられる。


ガブリエル・シャビエル

年齢:25
ポジション:MF
昨季所属クラブ:名古屋グランパス(今季クルゼイロから完全移籍)

2017年夏にクルゼイロから期限付き移籍で名古屋グランパスに加入したガブリエル・シャビエルはゴール前での決定機演出でチームに違いをもたらすと、チームとともにJ1リーグ昇格を果たす。そして昨季は元ブラジル代表FWジョーが加入すると同選手の得点能力の引き立て役として11アシストをマークすると、ジョーもJリーグ挑戦1年目にしてリーグ得点王に輝いている。昨季はレンタル期間延長という形で在籍していたガブリエル・シャビエルであるが、完全移籍で獲得できたことは朗報だ。


吉田豊

年齢:28
ポジション:DF
昨季所属クラブ:サガン鳥栖

球際で当たり負けしない体幹の強さや豊富な運動量を生かした上下動激しい動きをストロングポイントとしている吉田豊には名古屋グランパスが過去にも何度もオファーを提示していたと伝えられている。その吉田は2015年にサガン鳥栖に加入すると左サイドバックとして定位置を掴むと、昨季は主将として残留争いに巻き込まれる中チームを鼓舞していた。ただ同ポジションでDF三丸拡やDF安在和樹の台頭、さらには自身の負傷離脱もありリーグ戦で24試合の出場にとどまったこともあり、今回の移籍を決断したものと思われる。


米本拓司

年齢:28
ポジション:MF
昨季所属クラブ:FC東京

2009年にFC東京でプロデビューを飾った米本は昨季で現役を退いたMF梶山陽平らとともに中盤センターを担っていた。2010シーズン以降は背番号「7」を着けるなど、チーム内でもたらす影響力が大きかった。ただ直近ではMF高萩洋次郎やMF橋本挙人にポジションを譲ることが多く、今季に移籍を決断している。なお名古屋グランパスは昨夏に川崎フロンターレからMFエドゥアルド・ネットを獲得しているが怪我からの回復が遅れているため、米本にチャンスが巡ってくるかもしれない。