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1年でのJ1復帰目指す柏レイソル、清水エスパルスから村田和哉の獲得発表

 柏レイソルは7日午後、清水エスパルスからMF村田和哉を獲得したことを公式発表している。

 2011年シーズンにセレッソ大阪でJリーグデビューを果たした村田は2013年に清水エスパルスに加入すると主力として活躍し、多くのファンの心をつかんだ。しかしここ直近の2シーズンは出場機会が減少。自身が30歳を迎えたこともあり、新たな挑戦を決断している。

 同選手は柏レイソル加入について「柏レイソルに関わる全ての皆様、はじめまして!村田和哉です。歴史あるクラブの一員になれたことを嬉しく思います。布部GMと話をさせていただき、クラブのビジョンや熱意に心を動かされ、レイソルでプレーしたいという気持ちが芽生えました」

 「また、ヘッドコーチの井原さんは同じ滋賀県出身で自分がプロサッカー選手を目指す一番のきっかけとなった選手でもあり、縁を感じています。自分のミッションは、J1昇格と、皆さんとレイソルをさらに魅力あるチームへと創り上げることです。レイソルのために全力を尽くしますのでどうぞよろしくお願い致します」と語っており、クラブ首脳陣から熱心な勧誘を受けたことを明かしている。

 また清水エスパルスに対しては「このたび、私、村田和哉は柏レイソルに移籍することになりました。セレッソ大阪を退団し、行く当てもなかった自分に、もう一度輝く場所を与えてくれたエスパルスには感謝してもしきれません。その時から自分はこのチームに恩返しすることだけを考え、行動してきました。サッカー王国という歴史を大切にし、そんな清水エスパルスの選手であることに誇りを持ち、ピッチ以外でも自分がエスパルスにできる全てのことはやってきたつもりです」

 「気づけば6年、エスパルスで過ごした日々の中で残留争いやJ2降格などさまざまな経験をしましたが、自分の中で一番印象に残っているのはダービー戦でのゴールです。皆さんと喜びあったこのゴールは一生忘れないでしょう。日本平という素晴らしいスタジアムで、最幸のサポーターと1つになり、右サイドを駆け抜けたことは僕にとってかけがえのない思い出です」

 「どんな時も自分に期待し、熱い応援をしてくれたサポーターがいて僕は幸せでした。正直エスパルスを離れることは考えていなかったし、エスパルス以外でプレーすることは想像していませんでした」

 「しかし、柏レイソルからチャンスを頂き、30歳という1つの節目を迎えたこともあり、新たなドラマを創りたいという気持ちが強くなりました。チームを離れますが村田和哉の夢の続きを見守り、応援していただけると嬉しいです。僕がエスパルスに注いできた情熱はきっと後輩たちが引き継いでくれることと思います。6年間本当にありがとうございました。人生最幸!!」と別れを惜しむコメントを残した。

 なお柏レイソルは同日、京都サンガからDF染谷悠太、V・ファーレン長崎からDF田上大地の獲得を決めるなど、ここ数日間で複数選手の獲得を発表している。