南米

ボカサポーター、リーベルサポーターを刺殺「僕は死ぬんだ…」

 リーベル・プレートのサポーターがボカ・ジュニアーズのサポーターに刺殺される痛ましい事件が起こった。13日、スペイン紙『マルカ』が地元紙を引用し報じている。

 被害に遭ったのはリーベルの熱狂的なサポーター、エセキエル・アーロン・ネリスさん21歳。リーベルのコパ・リベルタドーレス優勝を祝っていたところ、21歳と18歳のボカサポーター2人に襲われている。ナイフで数か所を刺されたネリスさんは左足大腿の大動脈を切断する大ケガを負い、これが致命傷になったとみられている。なお、ネリスさんを襲撃した2名は地元警察によって逮捕された。

 ネリスさんは母親との会話で「僕は死ぬんだ。結果に対して喜んでいたから。僕がリーベルのサポーターだから」」と語ったようだ。母親は「無防備な犬のように殺された」と悲痛な胸の内を明かしている。

 ボカのチームバス襲撃や、サポーターの暴徒化など多くの問題が露呈したスーペル・クラシコ。サッカーが原因となり、殺人事件が起こってしまったことは多くのサッカーに携わる人にとってやるせないだろう。