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ベニテスの右腕がJリーグ参戦! アビスパ福岡、元ベローナ監督ペッキア招へい

 アビスパ福岡は14日、元エラス・ベローナ指揮官のファビオ・ペッキア氏が来季から指揮を執ることを公式発表している。

 ペッキア氏はかつてナポリ、レアル・マドリード、ニューカッスルユナイテッドでラファエル・ベニテス監督のアシスタントコーチを務めた経歴を持っている。

 また2016/17シーズンからセリエBのエラス・ベローナの指揮官に就任すると、1年目にしてセリエB2位となりセリエA昇格を果たした。しかし昨季はセリエAで苦戦を強いられ19位とわずか1シーズンで再びセリエB降格の憂き目に遭い、ペッキア監督もシーズン終了後にクラブを離れていた。

 一方のアビスパ福岡は今季J2リーグにおいて上位争いを繰り広げていたものの、最終節でFC岐阜と対戦しスコアレスドロー(0-0)に終わったことにより、リーグ順位が7位と惜しくもJ1参入プレーオフ出場を逃したことを受けて井原正巳監督が退任。後任人事の選定を進めていた。

 ペッキア氏は自身初となるJリーグ参戦について「この新しい冒険について非常にわくわくしています。日本サッカーの成長は著しく、その証拠に今年行われたワールドカップで日本代表は素晴らしい結果を残しました」

 「私はスペイン、イングランド、そしてイタリアで指導し、今回の新しいチャレンジを楽しみにしています。今回、日本の文化を知ることで人間的にも、指導者としても成長できる機会を与えてくれたアビスパ福岡に感謝いたします」とコメントを残している。

 またアビスパ福岡の鈴木健仁チーム強化部長は「ファビオ・ペッキア監督は、主導権を持った組織的且つ攻撃的なサッカーと堅守を兼ね備えた戦い方をチームに植え付け、勝者のメンタリティーでJ2優勝J1昇格に導いてくれる人物と考えています」

 「また親日家であり、リスペクトの精神を重んじる考え方はアビスパ福岡の基本理念に通じるものがあり、この度監督に就任いただくことになりました。2019年シーズン、感動と勝ちにこだわるサッカーを実現してくれると考えています」とコメントを残した。