セリエA Jリーグ

V・ファーレン長崎率いた高木琢也氏、来季は大宮アルディージャでJ1昇格目指す

 大宮アルディージャは9日午前、今季までV・ファーレン長崎を率いていた高木琢也氏が来季より指揮官を務めることを公式発表している。

 高木琢也氏は2013年シーズンより指揮官としてJ2リーグで上位に押し上げJ1昇格プレーオフ出場権をつかむ手腕を発揮すると、昨季はシーズン途中で大手通販会社『ジャパネットたかた』の高田明前社長がクラブ代表取締役社長に就任した後押しもあり、2位で終えクラブ創設以来初となるJ1昇格を果たした。

 そして今季は序盤戦でガンバ大阪や名古屋グランパスがJ2降格圏内に低迷する中着実に勝ち点を積み重ねたものの、後半戦で失速。勝ち点「30」を獲得したものの、ハイレベルな残留争いが逆風となり最下位でJ2降格が決定。シーズン終了後の同監督退任が決定していた。

 一方大宮アルディージャは今季、元鹿島アントラーズ指揮官の石井正忠監督のもとJ2リーグを5位で終えたものの、J1参入プレーオフ1回戦にて東京ヴェルディ相手に数的優位に立ちながらも0-1で敗れたことにより、「1年でのJ1昇格」という目標が達成できず、監督交代に踏み切っていた。

 その中、大宮は来季J1昇格に向けて高木琢也氏の招へいを発表。同新監督は「大宮アルディージャのファン・サポーターの皆さま、はじめまして、高木琢也です。来シーズンより大宮アルディージャの監督に就任することになりました。よろしくお願いします」

 「私が掲げる第一の目標は、J1昇格です。選手一人ひとりがアグレッシブな戦いができるよう、これまでのJクラブ監督の経験を注ぎ込みます。そして、大宮アルディージャに関わる全ての人たちと共に、目標に向かって尽力します。皆さん、応援よろしくお願いします(クラブ公式サイトより抜粋)」と語っている。