Jリーグ 清水エスパルス

「味方も敵もいないと試合ができない」 神戸の伊野波雅彦が清水戦での出来事に…

 ヴィッセル神戸の元日本代表DF伊野波雅彦は24日に行われたJ1リーグ第33節・清水エスパルス戦について言及しているようだ。

 この試合では前半から球際の攻防が非常に激しい場面が多く見られ、清水エスパルスのDF立田悠悟やMF河井陽介が負傷退場する事態に発展。83分にはヴィッセル神戸のDF藤田直之が危険なタックルを見舞い2枚目のイエローカードを提示され退場となっている。

 さらに後半アディショナルタイム90+14分に清水エスパルスのGK六反勇治がCKに頭で合わせてゴールネットを揺らして同点とした直後、ヴィッセル神戸のFWウェリントンのファウルを巡って両チームの選手・スタッフが一触即発の事態となるなど、非常に後味の悪い試合の終わり方となってしまっている。

 試合後は主審のレフリングや両チームの選手たちの振る舞いなどがファンやメディアの間で議論の対象になっている。その中、この一戦でフル出場を果たしていた伊野波は26日、自身のSNSを通じて「サッカーは味方も敵もいないと試合ができません。みんな仲間です。河井選手、立田選手、無事で良かったです。また試合できる日を楽しみにしてます」とコメント。これに対してファンから同選手のリスペクト精神を称賛する声が上がっている。

 乱闘騒ぎの件で現在も特定の選手や審判などを非難する声が上がっているが、サッカーの根底にある相手選手や審判へのリスペクトは誰しもが絶対に忘れてはならないことだろう。