セリエA

わずか4試合での辞任劇。セリエA最下位キエーボが今季2度目の監督交代発表

 セリエAで最下位に沈んでいるキエーボは現地時間13日、元イタリア代表指揮官ジャンピエロ・ベントゥーラ監督の辞任とドメニコ・ディ・カルロの指揮官就任を公式発表した。

 キエーボは昨季終盤に指揮官の座に就きセリエA残留に導いたロレンツォ・ダンナが今季の指揮を託したものの、シーズン開幕から苦戦を強いられ、未勝利で10月の代表ウィークによる中断期間に入ったタイミングで解任。

 ダンナ監督の後任として、元イタリア代表指揮官のベントゥーラを招へいしたものの、この監督交代後もリーグ戦で1分3敗と未だに勝利を飾ることができず、先週末のセリエA第12節・ボローニャ戦後に同監督は辞任の意向をクラブ側に伝えていた模様。

 これを受けてクラブ首脳陣とベントゥーラ監督は試合後から契約解除に向けた話し合いを行い、ボローニャ戦から2日後に今季2度目の監督交代が正式に発表されている。

 なお、後任のドメニコ・ディ・カルロはかつて2008年11月から2009/10シーズン終了後までキエーボを率いていた経歴を持っている。今夏に架空の移籍金を計上していたことにより、勝ち点3のはく奪という厳罰を受けたことにより、未だに勝ち点「0」にあるクラブをどのように立て直すのだろうか。