セリエA ローマ

勝ち点5と不振のローマ、ディ・フランチェスコ後任は元ヴィオラ指揮官か

 ローマは現在チームを率いているエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督を解任し、前フィオレンティーナ指揮官のパウロ・ソウザ氏の招聘(しょうへい)に動く可能性があるようだ。現地時間23日、イタリアメディア『ItaSportPress』やイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』がこれを伝えている。

 ローマは今季はリーグ開幕戦こそ勝利したものの、以降は勝利から見放されている厳しい状況に置かれている。また現地時間23日に行われたセリエA第5節では降格圏に沈んでいたボローニャ相手に0-2で敗れており、クラブ首脳陣やオーナーはディ・フランチェスコ監督への不満を溜めているものとみられる。

 そのローマは今週なかばにフロジノーネと対戦した後、今週末にラツィオとのローマダービーを控えており、この2試合の結果次第では首脳陣が監督交代に踏み切る可能性があるようだ。そしてディ・フランチェスコ監督を解任する場合、後任としてパウロ・ソウザ氏が最有力候補に挙がっていると伝えられているようだ。

 なおイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は前チェルシー指揮官のアントニオ・コンテ氏招聘(しょうへい)の可能性については極めて低いという見方を示している。

 ジェームズ・パロッタ会長が「うんざりしている」と現指揮官に圧力をかけるなど、監督人事を巡る事態は混沌としている中、果たしてディ・フランチェスコ監督は自身のクビをつなげることができるのだろうか。