Jリーグ 鹿島アントラーズ

札幌、対戦相手の鹿島から北海道胆振東部地震の義援金受け取る

 北海道コンサドーレ札幌の選手会は23日に行われたJ1リーグ第27節・鹿島アントラーズ戦後に北海道胆振東部地震の義援金を鹿島アントラーズの選手会から受け取った。

 「北海道応援マッチ」と名付けられたこの一戦は、地震の発生した9月6日以降では初めてとなる北海道コンサドーレ札幌のホームゲームであり、試合前には募金活動が行われた。またキックオフ前の黙とうが行われ、ゴール裏には「北海道の為に勝利を」、「「北の大地は屈しない。俺達はこれからも愛する北海道と共に生きる。」」と書かれた横断幕が掲げられた。

 北海道コンサドーレ札幌はこの試合で0-2と勝利こそつかめなかったものの、試合後には鹿島アントラーズのDF三竿健斗から北海道コンサドーレ札幌のFW都倉賢に義援金が手渡された。

 三竿選手は「震災があったということで、僕たちがこうやってサッカーをやっていることは当たり前のことではない。僕たちは(サッカーで)頑張っている姿を見せることで一日でも早く復興できたらと思います」とコメント。

 そして都倉選手は「大変な思いをしている方たちがいる中で、いち早く鹿島アントラーズから連絡を頂いた。このお金はコンサドーレの選手会が責任を持って被災された方たちのために使わせて頂きます。僕たちも10月7日に被災地を訪れる際に、しっかりと鹿島アントラーズからの義援金という形で使えるようにしていければと思います」とコメントを残している。