リーグ・アン パリ・サンジェルマン

PSG指揮官トゥヘル、正守護神にブッフォンでなく仏代表アレオラを指名

 パリ・サンジェルマン(PSG)のトーマス・トゥヘル監督は今夏加入した元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンを第2GKとして位置づける考えを明らかにしているようだ。現地時間10日、フランスメディア『RMC Sport』がこれを伝えている。

 ブッフォンはこの夏にユベントスからPSGに加入しており、ここまでトロフェ・デ・シャンピオン(フランス・スーパーカップ)・モナコ戦とリーグ戦2試合で先発フル出場を果たし、わずか1失点に抑えている。ただリーグアン第3節以降はフランス代表GKアルフォンス・アレオラがゴールマウスを守っており、ブッフォンはベンチを温めている状況が続いている。

 インターナショナルマッチウィークが終わり、今週から再開されるリーグ戦や来週から開幕するチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージに向けてトゥヘル監督はゴールキーパーの起用法に言及。

 同監督は「ジジはただベンチにいるだけのプレーヤーではない。彼は日常の場面でチームに大きな影響をもたらしてくれる」とブッフォンを称賛した上で「彼はここ数試合ベンチに座っているが、アルフォンスがプレーする必要があるからだ。ジジはベンチでうまくやれるだろう」と語っている。

 またトゥヘル監督は続けて「アルフォンスはPSGのユースから上がってきており、PSGが彼の人生のようなものである。この決断は最終的なものではないが、アルフォンスには彼が正ゴールキーパーであるという意見を伝えた」とコメント。今後は基本的にアレオラを正守護神、ブッフォンを控えとして起用する考えを示した。

 今季、悲願のCL制覇を狙うPSGにとってゴールキーパーの起用法は非常に悩ましい問題であった。それでもトゥヘル監督としてはブッフォンのプレー面以外の部分で大きな期待をかけていることだろう。