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チェルシーのウィリアン、コンテ留任時のクラブ退団考慮明かす

 チェルシーのブラジル代表FWウィリアンは今夏にクラブを変える可能性があったことを認めているようだ。14日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 ウィリアンは昨季、アントニオ・コンテ前監督のもとで公式戦33試合で先発出場を果たすなど、まずまずの出場機会を頂いていたものの、マウリツィオ・サッリ監督就任後のインタビューにて「コンテは一緒に仕事しづらい監督だった。コンテの理論は非常に複雑なものだったよ。コンテがとった僕の起用法では数試合で理解できない時があった」と語っており、やりづらさがあったことを明かしている。

 そしてプレミアリーグ開幕節・ハダースフィールド・タウン戦後のインタビューにてコンテ監督留任時の対応について「(チェルシー残留は)ノーチャンスだった」と回答すると「僕はチェルシーのためにプレーしたいと思っているからここにいる。クラブが望まない限り、ここを出ていくことはない」と今後もチェルシーでプレーする意思を示した。

 さらにサッリ新監督のもと開幕節を終えた時の印象として「監督は我々に対して、責任感を持ちつつピッチ上で楽しみながらプレーするように言ってくれている。今の我々には違うスタイルがある」と語っており、同監督との仕事に手応えを感じているようだ。

 なおウィリアンを巡っては、バルセロナやかつてチェルシーの指揮を執っていたジョゼ・モウリーニョ率いるマンチェスター・ユナイテッドが獲得へ本腰を入れていたものの、7月中旬の監督交代によりこの噂は立ち消えとなっている。同選手がサッリ監督のもとでどのようなパフォーマンスを披露するのか注目したいところだ。