セリエA ローマ

今夏補強不発のマンU、ローマやユーべの敏腕SD招へいを検討か

 マンチェスター・ユナイテッドはローマのモンチSD(スポーツディレクター)やユベントスのファビオ・パラティチSDの招聘(しょうへい)を検討しているようだ。14日、イギリス紙『インディペンデント』がこれを伝えている。

 ユナイテッドはこの夏の移籍市場において、ポルトからDFディオゴ・ダロト、そしてシャフタール・ドネツクからブラジル代表FWフレッジを獲得したものの、周囲で獲得の可能性が噂されていた大物選手の獲得が実現していない。また移籍市場最終日にはアトレティコ・マドリードのウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンにオファーを提示したものの、同選手が興味を示さず獲得失敗に終わっている。

 ユナイテッドは現在、移籍市場における新戦力獲得の決定権をエド・ウッドワードCEO(最高経営責任者)に委ねている状況にあるものの、今夏の補強失敗を受けて他クラブのSD(スポーツディレクター)招聘の検討に入った模様。その候補にモンチやパラティチが名を連ねているものの、引き抜きは非常に厳しいものとみられる。

 またかつてユナイテッドに在籍しており、現在古巣アヤックスのCEOを務めている元オランダ代表のエドウィン・ファン・デル・サール氏など他にも複数の名前をリストアップしているようだ。リバプールやマンチェスター・シティ、チェルシーなど国内ライバルクラブから移籍市場で後れをとっているユナイテッドだが、果たして新たな重役をチームに加えることができるのだろうか。