海外日本人選手

W杯組から期待の若手まで、移籍が噂される海外組9人最新状況

欧州各国リーグの新シーズンが近づく中、移籍市場も忙しさを増している。既に乾貴士や大迫勇也、原口元気をはじめ複数の日本人選手が新天地で始動しているが、まだ移籍の可能性が残されている海外組の選手も多い。彼らの最新状況をまとめてみた。


武藤嘉紀(マインツ)

来年の夏で現行の契約が切れる武藤は、念願のプレミアリーグ移籍が目前に迫っている。マインツもニューカッスル・ユナイテッドと移籍で基本合意しているとことを明かしており、26歳の誕生日を迎えたばかりのストライカーがイングランドに渡るのは確実な情勢だ。移籍金は950万ポンド(約14億円)と見られている。


香川真司(ドルトムント)

日本代表の背番号10には、トルコの強豪ベシクタシュへの移籍の可能性が浮上している。現地メディアは香川本人も新たなチェレンジに前向きであることを示唆しているが、ドルトムントもW杯で改めて価値を証明した香川を簡単に放出することはないだろう。


宇佐美貴史(アウクスブルク)

現状ではフォルトゥナ・デュッセルドルフにもう1シーズンに留まる可能性が高い。アウクスブルク側は売却を希望しデュッセルドルフに十分な資金がない事から交渉が難航していたが、ここにきて期限付き移籍の延長が現実味を帯びている。チーム練習への合流が遅れており、不透明な状況の出口が見えてきたのは朗報だ。


森岡亮太(アンデルレヒト)

冬にアンデルレヒトに加入したばかりの森岡は、シーズン後半だけでリーグ戦で6ゴールを挙げるなど結果を残した。しかしプレースピードの遅さを指摘されるなど、現地での評価は芳しくない。現状では新加入のジンバブエ代表MFナレッジ・ムソナの控えになることが予想され、アントワープがレンタルでの獲得を望んでいるという。


川島永嗣(無所属)

メスとの契約が満了した川島は、リーグ・アンに残ることになるかもしれない。『フランス・フットボール』はトゥールーズ、ディジョン、マルセイユなどのクラブがベテラン守護神との契約に興味を示していると報じている。


本田圭佑(無所属)

パチューカで結果を残した本田は、契約満了と共にメキシコを去ることを決断した。欧州復帰やMLS入りも噂される中、オーストラリアではAリーグのメルボルン・ビクトリーとの契約が間近と報じられている。クラブも交渉を認めており、正式決定も近そうだ。


中島翔哉(ポルティモネンセ)

昨季ポルトガルでブレイクし、シーズン中にはドルトムントやパリ・サンジェルマンなどの強豪からの興味が報じられていた中島だが、W杯出場を逃したこともあってか今夏は具体的な噂は少ない。それでもポルトが継続的に獲得に動いているとされ、移籍が実現すれば大きな大きなステップアップとなる。


柴崎岳(ヘタフェ)

ロシアW杯で最も価値を高めた日本人選手の一人である柴崎には、新天地候補としてミランやドルトムント、ポルト、レアル・ベティスといったクラブの名前が挙がった。しかし現時点ではどれも噂止まりで、新シーズンはヘタフェ残留が濃厚か。


鎌田大地(フランクフルト)

ブンデスリーガ1年目の昨季は、シーズン序盤以外はベンチ外の日々が続いた。新シーズンもトップチームの構想に入っておらず、トレーニングキャンプにも帯同していないためレンタル移籍が濃厚だが、現在のところ具体的な話は聞こえてこない。