アジア 代表チーム

日本代表に“脅威”を与え続けた豪州代表ケーヒルが代表引退発表

 昨季にミルウォールを退団し現在フリーとなっているMFティム・ケーヒルが17日、ワールドカップ・ロシア大会を最後にオーストラリア代表引退を発表した。

 現在38歳のケーヒルは2004年3月の国際親善試合・南アフリカ戦で代表デビューを果たすと、以降は攻撃陣の中心的存在としてチームをけん引してきた。2006年のワールドカップ・ドイツ大会ではグループステージ初戦の日本戦で2ゴールを挙げ逆転勝利に大きく貢献。以降もワールドカップ・アジア予選で度々日本代表の脅威となってきた。

 同選手は「僕にとって今日はサッカルーズ(オーストラリア代表)でのキャリアにおいてスパイクを脱ぐ日である。自分の国を代表してピッチに立つことの持つ意味は言葉で言い表すことができない。オーストラリア代表のバッジをつけて臨んだ僕をサポートしてくれた全ての人々の感謝したい」と自身のSNSを通じてコメントを残している。

 代表でのキャリア通算出場試合数は「99」にものぼり、47度もネットを揺らし、さらには2006年ドイツ大会からロシアW杯まで4大会連続で大舞台のピッチに立ったケーヒルに、オーストラリア代表のサポーターは惜しみない拍手を送ることだろう。