代表チーム セネガル代表

DR.TRIBE【試合診断書】W杯グループステージ セネガル対コロンビア

大会:ロシアワールドカップ
カード:セネガル対コロンビア
スコア:0‐1
担当医:ペペ土屋( @PPDOLPHINS
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審


セネガルMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):イドリッサ・ゲイェ

中盤でクヤテとコンビを組んだゲイェは、特に前半にはコロンビアのキーマンであるキンテーロに自由なプレーを許さなかった。少し下がり目でプレーするクヤテに対して、少し上がり目でプレーし、前線の選手と中盤以下の選手のコネクターとして存在感を発揮した。


セネガルTHW(ザ・ハード・ワーカー):サディオ・マネ

前半には惜しくもPKを逃したものの、何度も決定的な飛びだしやドリブル突破を試みた。不運だったのは、ピッチと彼のスパイクの相性が非常に悪かったこと。もしも滑っていなければ得点につながるようなシーンが何度かあった。それでもボール奪取などで守備面でも大いに貢献した。


セネガルMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):エムベイェ・ニアン

前の2試合が非常に良かっただけに、この重要な3戦目は少し不満の残る内容に。彼がサイドに流れてプレーすること、長いリーチを生かしたドリブル突破を試みることに、コロンビアはしっかりと対応策を用意していた。


コロンビアMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ジェリー・ミナ

決勝トーナメント進出を決める決勝点をコーナーキックからゲット。自身2試合連続のゴールはコロンビアにとって非常に価値あるものになった。守備面でも、前半こそマネやケイタ相手に苦戦したものの、後半に入ってからは堅い守備でことごとく攻撃を跳ね返した。


コロンビアTHW(ザ・ハード・ワーカー):フアン・キンテーロ

前半はインパクトを残せなったコロンビアの司令塔は、徐々に存在感を増し、結局は前の2試合と同じように中盤以前で、パスやドリブルで違いを生んだ。彼がボールを持った時の前線の選手たちの動きを見れば、周りの選手が彼をどのような選手だと考えているのか理解できるだろう。


コロンビアMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ラダメル・ファルカオ

エースはこの試合では不発に終わった。相変わらず攻撃の基点として身体を張ったポストプレーや、裏への抜け出しなどで、セネガルディフェンスを脅かしたが、ゴールチャンスを迎えるには至らなかった。


セネガル監督:アリュー・シセ

日本戦からシステムを変更し、4-4-2のコンパクトな守備ブロックをベースに。セントラルミッドフィールダーにクヤテを、左サイドにケイタ、2トップの一角にマネを配置し、プレス位置を前の2試合よりも高めに設定して前からボールを奪いに行ける体制で臨んだ。前半は特に主導権を握り、マネとケイタ、ニアンの関係をうまく生かしながらスピードあふれるシンプルなパス交換で、再三コロンビアゴールに迫った。組織としてコロンビアを上回っていただけに、セットプレーからの失点はもったいないというほかない。アフリカの代表国として最後の希望だったが、イエローカードの差で及ばず、グループリーグ敗退に終わった。


コロンビア監督:ホセ・ペケルマン

カルロス・サンチェスが返ってきた中盤の並びを逆三角形にし、4-1-4-1でスタート。グループステージの3試合すべてで異なるシステムを使用した。ハメスが負傷により、前半途中でピッチを退くアクシデントがあったものの、出てきた選手がしっかりと自分の仕事をし、試合を支配されながらもセットプレーからの得点でしぶとく勝ち上がった。セネガルのコンパクトで計画された守備を前に、前半は攻め手を見つけられなかったものの、ハメスと交代で出場したムリエルやキンテーロに対して徐々にスペースが生まれ始めた後半には、無理をしない形で攻撃を仕掛け、リードしてから2人の交代枠を使う巧みな戦いを見せた。


主審:ミロラド・マジッチ

前半に一度PKの判定を下したものの、VARによる確認のあと、それを取り消しに。判断のスピードとVARを用いるタイミングがよかった。チャンピオンズリーグの決勝戦を担当しただけあり、極めて安定したレフェリングで試合をコントロール。選手との距離感も非常に優れていた。