ヨーロッパリーグ セリエA

ミランに悲報。FFP違反回避できずUEFAから重い制裁

 ミランはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規則を遵守できなかったことにより、欧州サッカー連盟(UEFA)から厳しい制裁を受けることが決定した。28日にイギリス『フォー・フォー・トゥー』など複数メディアが報じた。

 2014年から施行されているFFP規則。UEFAに加盟するクラブの財政健全化を目指す目的で導入されており、各クラブは移籍金などの支出がサッカーによって得た収入を上回る事が禁じられている。

 審査は過去3年間の合計で行われることになっており、来季以降は赤字が許容されなくなるなど厳しさを増している。もし仮に違反した場合は、程度に応じて罰金やチャンピオンズリーグおよびヨーロッパリーグにおける登録人数の制限または出場権剥奪といった制裁が科されることになっている。

 そんな中、UEFAはミランに対して「来季から2シーズンにわたって、どちらか1シーズンのUEFA主催の大会に参加する権利を剥奪する」との決定を下した。これにより、昨季セリエAで6位フィニッシュした同クラブは事実上来季のELに出場できないことが確定した。

 この決定に不服なミランは、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えることにしたようだ。同クラブの今後の動向から目が離せない。