代表チーム オーストラリア代表

DR.TRIBE【試合診断書】W杯グループステージ フランス対オーストラリア

大会:ロシアワールドカップ
カード:フランス対オーストラリア
スコア:2-1
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審


フランスMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):アントワーヌ・グリーズマン

試合序盤からゴールを脅かし、後半にはスピードを活かしてペナルティエリアに侵入しPKを獲得。自ら決めて先制点を挙げるなど、70分にジルーとの交代でピッチを退くまでフランスの攻撃を牽引し続けた。


フランスTHW(ザ・ハード・ワーカー):エンゴロ・カンテ

自慢の運動量で中盤に君臨し、数々のデュエルを制してボールを奪取。90分間働き続けた。


フランスMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):サミュエル・ユムティティ

先制点の直後に不用意なハンドでPKを献上。チームの勢いをそぐ痛恨のミスとなった。


オーストラリアMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):アーロン・ムーイ

フィジカルを活かして中盤で存在感を発揮するだけでなく、同点弾に繋がるハンドを誘発するなどセットプレーのキッカーとしても重要な役割を果たした。


オーストラリアTHW(ザ・ハード・ワーカー):マイル・ジェディナク

重圧の掛かる場面で、貴重な同点PKをきっちりと決めて見せた。キャプテンとしてよく組織されたチームを最後までまとめ上げた。


オーストラリアMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ジョシュア・リズドン

デンベレのスピードへの対応に苦労し、先制点の場面ではタックルがグリーズマンの足に掛かってPKを献上した。


フランス監督:ディディエ・デシャン

3トップが相手バックラインの背後を突いた試合の入りは良かったが、高いディフェンスラインを保ちコンパクトな守備を展開したオーストラリアを相手に、その後はなかなか決定機を作り出せず。徐々に横幅を活かしたサイドの揺さぶりを試みたが、それでも相手を攻略できる場面は少なかった。要所での個人能力で上回り重要な勝利を手にしたが、内容的には万全のスタートとはならなかった。


オーストラリア監督:ベルト・ファン・マルワイク

立ち上がりこそバタついたものの、ディフェンスをずるずると下げることはせずコンパクトな陣形を維持して強敵フランスを苦しめた。同点ゴールを含め、武器となるセットプレーでもチャンスを作り出せたのは大きな成果だ。終盤に痛恨の失点を喫して敗れたが、組織的な戦いぶりは試合後に監督自身が語った通り誇りとするべきで、グループリーグの残り2試合に向けて大きな自信を得られる90分間だった。


主審:アンドレス・クーニャ

3つの得点全てに判定が関わった。1点目はファウルを取らず試合を続行した後に、VARでペナルティエリア内でのグリーズマンへのコンタクトを確認してPK。ユムティティのハンドも見逃さなかった。3点目はゴールラインテクノロジーを使ってゴールの判定を下し、正しくテクノロジーを活用した。