代表チーム ポーランド代表

日本と同組ポーランド、レバンドフスキ2発でリトアニアに快勝

 ポーランド代表は日本時間12日深夜にワルシャワ国立競技場でリトアニア代表と対戦し、4-0と快勝している。

 ポーランドは日本時間10日未明に行われたチリ戦から多くのポジションで先発メンバーの入れ替えを行っている。前線ではバイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レバンドフスキの背後にナポリのFWアルカディウシュ・ミリクを配し、ゴールキーパーはスウォンジーのGKウカシュ・ファビアンスキが先発起用された。

 そのポーランドは試合序盤から主導権を握りリトアニア最終ラインの裏を狙うなどしてチャンスを作ると19分、右サイドからサンプドリアのFWダビド・コフナツキがクロスを上げ、ファーサイドでロコモティフ・モスクワのDFマチェイ・リブスがマイナス気味に折り返すと、ペナルティエリア内でフリーとなっていたレバンドフスキが得意の右脚から落ち着いてシュートコースを見極めてゴールネットを揺らした。

 先制点を奪ったポーランドはさらに31分にペナルティエリアやや手前中央の位置でFKを獲得し、レバンドフスキが直接ゴールを狙うと、これがクロスバーを直撃、セカンドボールに味方選手が詰めたもののファウルの判定に遭う。

 しかしビデオアシスタントレフリー(VAR)が適用されるとレバンドフスキのFKがクロスバーに当たった直後にゴールラインを割っていたとしてポーランドに追加点が認められる。

 レバンドフスキが挙げた2得点で後半へ折り返したポーランドは50分台後半、立て続けにリトアニアに決定機を許したものの、再び試合のペースを握ると、65分に左サイドのCKからSPALのDFチアゴ・チョネクが頭で合わせ、このセカンドボールをウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンのMFグジェゴシュ・クリホビアクがバックヒールで押し込んだものの、直前にハンドがあったとしてゴールは取り消しに。

 しかし直後の71分、ポーランドはペナルティエリア手前における素早いワンタッチによるパス交換から裏に抜け出したサンプドリアのDFバルトシュ・ベレシンスキがゴール前へグラウンダー性のパスを送ると、最後はダビド・コフナツキが押し込み3点目を挙げた。

 その後も82分に途中出場のボルフスブルクのMFヤクブ・ブワシュチコフスキがPKを沈めたポーランドは結局4-0で勝利を収めており、ワールドカップ・ロシア大会に向けて最高の仕上がり具合を披露した。