代表チーム スペイン代表

ヴィッセル神戸加入のイニエスタ、W杯後のスペイン代表続行に意欲

 スペイン代表のMFアンドレス・イニエスタは、ワールドカップ・ロシア大会終了後の代表続行を視野に入れているようだ。6日、イギリスメディア『デイリーメール』が伝えている。

 イニエスタはかつてFIFAワールドカップ2010・南アフリカ大会決勝・オランダ戦で延長後半に決勝弾を叩き出し、見事スペイン代表を初優勝に導いた経歴を持つ。またバルセロナでは2003/2004シーズンのトップ昇格以降、今季までクラブの中盤を支え、2015年からはキャプテンを務めていたほか、昨年10月にはクラブと“生涯契約”を結ぶなどバルセロナの象徴的存在であり続けるとともに欧州サッカー界にも大きな影響を与えていた。

 先月24日にカンテラ時代から過ごしたバルセロナに別れを告げ、J1リーグのヴィッセル神戸加入が発表されたことにより、日本のみならず世界中から熱視線を浴びているイニエスタは、34歳という年齢からこのロシア大会終了後に代表引退する可能性が伝えられていた。

 これに対して本人は「僕は足を止めることはない。ただバルセロナを去った後はそれが難しくなることは分かっている。ワールドカップ終了後、ここ(スペイン代表)にとどまることは少し難しいかもしれないが、あらゆる可能性を考慮するだろう」とロシアW杯後の代表続行に意欲を示している。

 またイニエスタは「僕はこのロシア大会に向けて(僕のキャリアにおける)最後のワールドカップと思わずに、そして最初の挑戦であるかのように感じながら臨むよ」と自身4度目の挑戦となる大一番に向けた意気込みを語っている。

 ヴィッセル神戸加入を記念して本拠地・ノエビアスタジアム神戸で行われたウェルカムイベントでも「僕にとって日本での挑戦は大きなものだ」とJリーグ参戦への強い気持ちを語っていたイニエスタが、ロシアの地で母国を優勝へ導くパフォーマンスを披露することを多くのファンが期待していることだろう。