
イングランド代表のラヒーム・スターリング 写真提供:Getty Images
イングランドサッカー協会(The FA)は、マンチェスター・シティに所属する同国代表FWラヒーム・スターリングのライフル柄のタトゥーに対して理解を求めたようだ。30日にイギリス『BBC』が伝えている。
現在、まもなくロシアで開幕を迎えるワールドカップに向けて調整を行なっているイングランド代表。同国代表は大会に参加する23人の選手も既に公表しており、着々と準備を進めている。
そんな中、練習中に明らかになったスターリングのタトゥーに注目が集まった。理由は、同選手の右脚に刻まれたタトゥーの柄がアサルトライフルであったからである。これに対して、スターリングは反暴力主義団体やメディアから批判を受けた。

スターリングのライフル柄のタトゥー 写真提供:BBC
ただ、意味もなくこの柄のタトゥーを右脚に刻んだわけではなかったようだ。スターリングは次のように理由を明かした。
「僕が2歳の時、父親は銃で撃たれて殺されたんだ。僕は死ぬまで絶対に銃に触れないと誓ったんだ。僕の利き足は右だから、より深い意味を持っているんだ」
これに際し、FAは「スターリングの誠実かつ心からの思いを理解し、サポートする」と声明を発表し、同選手を批判から擁護する姿勢を明らかにした。W杯でのスターリングの活躍に期待が高まる。