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ポカール制覇の長谷部誠にドイツ紙が最高評価「信じられない活躍」

 現地時間19日に行われたDFBポカール決勝での日本代表MF長谷部誠のパフォーマンスに、現地ドイツメディアが称賛を送った。

 アイントラハト・フランクフルトがバイエルン・ミュンヘンを3-1で下して30年ぶりの優勝を果たした決勝戦で、長谷部は主に中盤の底の位置でプレーしフル出場した。

 ドイツ紙『ビルト』はその活躍を「ディフェンスの中心だけでなく中盤の守備でも、日本人選手は信じられないパフォーマンスを見せた。68分にはトリッソに対して驚異的なスライディングタックル」と評し、最高評価となる「1」の採点を与えた(ドイツでは1が最高、6が最低点)。

 戦前の予想を覆す勝利を挙げたフランクフルトの中でも、最高評価を得たのは長谷部以外には先制点と決勝点を決めたクロアチア代表FWアンテ・レビッチだけ。この点からも日本代表キャプテンに対する評価の高さがうかがえる。

 フランクフルトの地元紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』も「ディフェンスラインの前のリベロとして、インテリジェンスでスピード不足を補うお手本のようなプレーを披露。ミュンヘンのコンビネーションを阻害した」とその戦術理解度の高さを称賛した。

 カップ戦の優勝という最高の形でシーズンを締めくくった長谷部は今後日本に帰国し、30日の親善試合ガーナ戦に向けて日本代表に合流する。