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原口元気と宇佐美貴史出場のデュッセルドルフが劇的勝利で2部優勝飾る

 日本代表MF原口元気とFW宇佐美貴史所属のフォルトゥナ・デュッセルドルフは日本時間13日晩に行われた2. ブンデスリーガ(ドイツ2部)最終節・ニュルンベルク戦で3-2と劇敵勝利を飾り、1988/89シーズン以来となる2度目の2. ブンデスリーガの覇者に輝いた。

 すでに2位以内が確定しているため来季はブンデスリーガの舞台で戦うことになっているデュッセルドルフは、優勝をかけた大一番でも原口と宇佐美が先発メンバーに名を連ねる。

 そのデュッセルドルフは敵地で立ち上がりから苦しい展開を強いられる。前半開始早々の6分に直接FKからオーストリア代表FWゲオルク・マルクライターにこぼれ球を押し込まれると、12分には右サイドからのスウェーデン代表MFミカエル・イサクのクロスにDFティム・レイボルトがダイレクトで合わせてネットを揺らし、デュッセルドルフは早くも2点のビハインドを背負う。

 しかし37分、左サイドからDFニコ・ギーセルマンがボックス内へクロスを上げファーサイドで待ち受けていた宇佐美が頭で合わせると、このヘディングシュートがゴール左上隅に吸い込まれ、デュッセルドルフが1点を返す。

 1点ビハインドで後半に入ると、デュッセルドルフは再び守勢に回る展開を強いられるものの59分、先制点をアシストしたギーセルマンがボックス外からの強烈なシュートでネットを揺らし、同点に持ち込む。その後もデュッセルドルフは押し込まれる展開が続くも、カウンターで逆転を狙う姿勢を崩さずに試合を進める。すると後半アディショナルタイムの90+1分、DFダボル・ロブレンが左サイドからアウトサイドでクロスを挙げると、これにゴール前でDFカーン・アイハンが頭で流し込み、劇的な形で勝ち越しに成功。

 試合は3-2でデュッセルドルフがニュルンベルクとの優勝決定戦を制し、勝ち点63で通算2度目の2. ブンデスリーガ優勝を成し遂げた。なお幾度となくチャンスを作り続けた原口は76分でピッチから退いている一方、1ゴールをマークした宇佐美はフル出場を果たしている。