レアル・マドリード

レアル・マドリード、前人未到のCL3連覇を達成する10の理由

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2nd レグ レアル・マドリード対バイエルン・ミュンヘンが日本時間2日に行われ、2戦合計4-3で死闘を制したマドリードが3年連続の決勝進出を果たした。そこで今回は、マドリード陣営から見た『CL決勝で勝利するであろう要因』をご紹介する。

ケイロル・ナバスの優位性

3年連続のチャンピオンズリーグ決勝にも関わらず、素晴らしいパフォーマンスを見せるナバスがいればマドリーは新たなゴールキーパーを獲得する必要はないだろう。昨日行われたバイエルンとの2nd レグで、ユップ・ハインケス監督は「決勝に進んだ最大の理由は彼にある」と認めている。

クリティアーノ・ロナウドの進化

ジダンがロナウドにしたことは、ゴールを決め続けること。これはとても例外的である。ここ数年、彼はアタッカーとして試合をうまくこなしてきたが、今季はジダンの4-4-2システムの下で、ロナウドは完全にマシンのようにプレーした。彼は走る必要がなくなった。最近のロナウドはペナルティボックス内で動きをするのみ。彼はそれを完全にマスターしたようだ。

ジネディーヌ・ジダンは別格

マドリードの話をするならば、指揮官を務めるレジェンドについて語らないわけにはいかないだろう。彼は素晴らしいスカッドを持っているが、そのメンバーを自在に操ることが出来る。PSGと対戦した試合では、選手にゲームを支配するように指示。今回のバイエルンに対しては守備を重視するように指示した。そして、いづれも選手たちはこれを完璧に遂行した。彼はチームにモチベーションを与え、選手たちのベストを出せるようにしたのだろう。

チャンピオンズリーグのDNA

マドリードにはチャンピオンズリーグで勝利するDNAがある。リーグで本来のレベルでプレーできなかった選手たちも、CLでは見事に復活した。例えば、クリスティアーノ・ロナウドはシーズン前半にリーガで上手くいかない時期があったが、同時期にCLでは別人のようにゴールを量産した。これはロナウドだけでなく、ナバス、マルセロ、ベンゼマとリーグでのミスが目立つ選手たちの多くに当てはまる不思議な現象だ。

マドリードのスナイパーのような闘争本能

マドリードでは苦しい展開でも、相手を勝利する試合をよく目にする。彼らには限られたチャンスのなかで対戦相手に勝ち切る素晴らしい能力があるのだ。1st レグのバイエルン戦ではそれが十二分に発揮された。前半は完全にバイエルンペースで試合が進められていたが、マルセロが何とか行き詰まっていた状況を1発のシュートで解消した。マドリードにはスナイパーのような闘争本能が常に宿っているのだ。

議論の的

これはマドリードファンにとっては魅力的ではない項目かもしれないが、CLの直近3試合全てで審判の判定が議論の的となっている。昨季のバイエルン戦でもロナウド本人がオフサイドゴールを認め、今季もマルセロが試合後にハンドがあったと認めている。そして、(言うまでもないが)主審のマイケル・オリバーはブッフォンを退場にした疑惑の判定を下している。

対戦相手によるミス

マドリードは対戦相手に助けられているとも言える。バイエルンはチャンスを生かすことができず、ユベントスはホームで酷いミスをし、PSGのウナイ・エメリは酷い戦術で大敗した。マドリードは良かったことは間違いないが、対戦相手の存在がマドリードをより良く見せていた。

対戦相手のキープレーヤーの離脱

バイエルンはノイアー不在のために、ウルライヒを起用するしかなかった。ユベントスはベナティアとピアニッチなしで1st レグをプレーし、PSGは2nd レグでネイマールを負傷で欠いた。

チャンピオンズリーグに集中

シーズンの非常に早い段階から、マドリードはリーグのタイトルレースから離脱した。また国王杯でも敗退し、国内の戦いからCLに集中することができた。

国外でのプレーに自信

マドリードの選手たちは、国外でプレーする際にアドバンテージがあるようだ。彼らは自信を持ってプレーし、彼とともに国外へ遠征するサポーターたちも熱狂的だ。決勝トーナメントでのアウェイの対戦成績がこれを物語っているだろう。


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