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解任を聞かされた際の気持ちを吐露したハリル前監督「ジョークかと思った」

 バヒド・ハリルホジッチ前日本代表監督が27日に日本記者クラブで会見を行い、電撃解任についてコメントを残した。

 日本サッカー協会は今月9日に緊急の記者会見を開き、ハリルホジッチ前監督の解任を発表。ロシアワールドカップ2ヵ月前というタイミングに、国内外でも大きな話題となった。

 解任の説明を受けた場面についての話しに触れたハリルホジッチ前代表監督は、「最初はジョークかと思った」と驚きを隠せなかったことを告白した。

「4月の7日に会長からパリに呼び出しがあった。挨拶して『ハリルさんこれでお別れすることになりました』といわれた。最初はジョークかと思った。会長になぜか?と聞くと、『つまりはコミュニケーション不足』と言われたんです。私はそこで怒りが沸き立ってきた」

「私は気が動転して何が起きたかわからなかった。コーチに電話をした。1人はイングランドにいて1人はドイツにいて試合の視察をしていた。『もう家に帰りなよ。終わったから』と伝えた。コーチたちの反応は想像してほしい」

 また韓国戦での大敗の後にJFAが解任を考えていたことを聞き「それなら理解できる」と話し、こう続けた。

「ありとあらゆる3年間やってきたことについても私自身、監督に対するリスペクトが無いのでないか。コーチに対しても。韓国戦の後に解任を考えたということも聞いた。それだったら私も理解できる」

「日韓戦の重要度は理解しているから。私自身からすべてを話したいと思った。監督は難しいということ。24回試合に負けてそのあと解任ということがあった。その場合は会長が決めたわけではなく、大統領が決めたと聞いた」