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元ブラジル代表のカカ、レアル時代のモウリーニョとの関係性を告白

 かつて2009年から4シーズンに渡りレアル・マドリードに在籍していた元ブラジル代表カカはマドリード当時のジョゼ・モウリーニョ監督との関係性について語っているようだ。18日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。

 カカはミランで驚異的なパフォーマンスを披露しスクデット獲得に貢献すると個人タイトルではバロンドールも手に入れていたが、2009年のマドリード移籍を境に好調時のパフォーマンスに影を潜め、2013年のミラン復帰以降も下降線を辿り(たどり)、アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)の舞台で昨年末に現役引退を表明していた。

 同氏はスペインメディアのインタビューにてマドリードでの4年間について「僕はマドリードで完全にキャリアが狂ってしまった。ミランで与えられたものが与えられることがなかったし、何もかも失ってしまった」と語っており、キャリアで最も難しい時期であったことを告白。

 さらにカカは当時マドリードを率いていたジョゼ・モウリーニョ監督との関係性について「ジョゼ・モウリーニョは僕にとって難しい監督だったね。もちろんリスペクトはしていたけど、複雑な関係にあった。僕に出場機会が巡って来ると思っている時でも、チャンスは与えられなかった。コンディションが良く、僕がどれだけ練習しても祈っても監督から自信を得ることができなかったし、彼と仕事することができないと感じたよ」というコメントを残している。

 しかしカカにとって同監督は悪い印象ばかりが残っていることはなく「マドリードを去る時、モウリーニョから『私と仕事してきた中で、カカは最もプロフェッショナルなフットボーラーの一人だった』と言われたことは僕の中で最高の瞬間だったよ」と退団時の思わぬハプニングも明かしている。