チェルシーはアントニオ・コンテ監督の後任としてナポリ指揮官マウリツィオ・サッリの招聘(しょうへい)を本格的に検討しているようだ。14日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』やイギリスメディア『デイリーメール』などが伝えている。
アントニオ・コンテ監督の今夏退任の可能性が今季開幕直後からこの4月に渡って取りざたされており、後任として元ドルトムント指揮官のトーマス・トゥヘル氏やモナコのレオナルド・ジャルディム監督など複数の名前が紙面を賑(にぎ)わせており、サッリ監督も後任候補のひとりに含まれているようだ。
一方サッリ監督はナポリとの契約を2020年まで残しているものの、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が元バルセロナ監督のルイス・エンリケ氏をはじめイタリア国外から新たな指揮官を招聘を考慮していると伝えられている。さらにチェルシーのオーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏は同監督の語学能力に対して不安を感じているものの、ナポリの地元メディア『Calcionapoli24』は銀行員時代に英語を話すことを得意としていたことを踏まえ、プレミアリーグでの指揮を執る上で問題とならないと報じている。
ただサッリ監督はマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督と同様に、戦術面を主に独特なトレーニング方法をとっておりチェルシーの選手たちがそのトレーニングに慣れるのに時間を要することが懸念材料となる可能性が高いようだ。バイエルンをはじめ他クラブが来季に向けた体制を着実に固めている一方、チェルシーの首脳陣はコンテ監督の後任問題でもう少し頭を悩ませることとなりそうだ。
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