プレミアリーグ チェルシー

コンテ、元同僚のコメントに反論「彼の発言は正しくない」

 チェルシーのアントニオ・コンテ監督は自身の去就に関するジャンルカ・ビアリ氏の発言に反論しているようだ。7日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が同監督のコメントを伝えている。

 コンテ監督とビアリ氏はかつてユベントスで1992年夏から1996年夏までの4シーズンをともにしたチームメイトであることに加え、両者ともにチェルシーでの監督経験を持っている。ビアリ氏はチェルシーがプレミアリーグ第32節・トッテナム・ホットスパー戦で敗れた後、メディアに向けてコンテ監督が今季終了後にチェルシーから離れることを望んでいるという主旨の発言を行っていた。

 これについて同監督は、クラブが設けた公式記者会見の場で「ジャンルカの発言は正しくない。確かに彼とは友達の関係にあるが、最後に話したのはおそらく1年前だ」とチェルシー指揮官退任を望んでいることを完全否定。さらに自身の去就について多くのメディアが取り上げていることについて「今シーズン開幕以降から、私の将来に関する多くの憶測を耳にしている。今になって騒がれているのではない」と語っており、今季のクラブの成績と自身の去就は無関係であると主張している。

 今回、メディアの過熱報道に対して噛みついたコンテ監督だが、その裏にはより現在の仕事に集中する環境を作る狙いがあるのかもしれない。来季チャンピオンズリーグ出場権獲得へ向け、リーグ戦残り7試合で同監督の手腕が試されている。