プレミアリーグ トッテナム

ロンドンダービーで痛恨黒星のチェルシー、コンテ監督が来季CL出場権への危機感露わに

 チェルシーのアントニオ・コンテ監督は日本時間1日深夜に行われたプレミアリーグ第32節・トッテナム・ホットスパー戦後のインタビューにて、来季チャンピオンズリーグ出場権獲得がより厳しくなったことに対する危機感を募らせているようだ。1日、イタリアメディア『Calciomercato.com』がこのイタリア人指揮官のコメントを伝えている。

 チェルシーはトッテナムとのロンドンダービーで前半にスペイン代表FWアルバロ・モラタが先制点を奪ったものの、後半に逆転を許し1-3で黒星を喫している。試合後、コンテ監督は残りシーズンのリーグ戦の行方について「トップ4について? 私は何も知らない。我々は現実的にならなければならない。今日は(順位表において)我々の上を行くチームとのポイント差を縮める絶好の機会だった。我々は来シーズンのチャンピオンズリーグに出場するためにもリーグ戦残り7試合を全力で戦わなければならない」と語っている。さらに同監督は来季以降の去就について聞かれると「私の将来? 正直何も心配していない。私は常に監督としてベストを尽くしており、選手も同様だ。我々は良いシーズンを過ごすためにハードワークを重ねている。ただシーズンが終わるとそのシーズンの価値を分かることになる」とコメント。あくまでも今シーズンに集中する姿勢を鮮明にしている。

 ダービーマッチ直前に勝ち点56の5位につけていたチェルシーだが、この大事な一戦で敗れたことにより4位トッテナムとの勝ち点差が8に広がり、来季CL出場圏獲得へ黄信号がともる格好となってしまった。果たしてコンテ監督は残りシーズンでの巻き返しを図り、4位以内でシーズンを終えることができるのだろうか。