Jリーグ サガン鳥栖

フィッカデンティ、C大阪戦の判定に不満爆発「最低な試合」

 1-2で敗れた7日のJ1第6節セレッソ大阪戦の終了後、サガン鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督が主審の判定を痛烈に批判した。

 問題のシーンは鳥栖が2点ビハインドで迎えた75分。右サイドからMF高橋義希がペナルティエリア内へふわりとしたクロスを入れると、ボールはセレッソDF木本恭生の伸ばした腕に当たったかに見えた。

 しかし主審がPKの笛を吹くことはなく、鳥栖の選手たちは猛抗議したものの当然ながら判定は覆らなかった。

 鳥栖はその後1点を返したが、同点に追いつくことはできず。フィッカデンティ監督はミスからの失点を認めつつも、「今日もまったく納得いかない場面がグラウンドの中で起きている」として疑惑の判定に言及した。

 試合の運営が「最低だった」と怒りを爆発させた同監督は、「これがJリーグの目指しているやり方で鳥栖は黙っていろと言うのであれば、何も文句は言わないで今日我々がミスしたところを反省する」と皮肉を交えて語った。

「監督として本当に色々なゲームをプロとしてやってきましたが、こういうな試合の裁き方というのは受け入れられない。試合前にあれだけフェアプレー、フェアプレーと言ってミーティングをしておいて、これはなんなんだろうと」

 イタリア人指揮官は最後に「Jリーグ全体の問題として動かないといけないのではないか」と、今後の改善へ向けて問題を提起した。