セリエA ローマ

セリエA 名門ローマの劇的なチーム再建。より多くの称賛を得るべき名将ディ・フランチェスコと敏腕SDモンチ

 彼はジャッロロッシ(ローマの愛称)に到着してから、ローマの最も偉大な英雄であるフランチェスコ・トッティの引退を発表し、その1ヶ月後には87ポイントをリーグ戦で獲得した、ルチアーノ・スパレッティ監督がキャプテンに続いてクラブを去ることも決めた。

 夏の移籍市場では、ローマは各ポジションの重要な選手を失った。ボイチェフ・シュチェスニーはライバルのユベントスに加入し、アントニオ・リュディガーとレアンドロ・パレデスはイタリア人指揮官の後を追って、それぞれイングランドとロシアへ去っていった。その中でも最も重要なメンバーだったモハメド・サラーは、プレミアリーグに引き抜かれていった。

 そして新たな監督と8人の新加入選手が到着した。この動きは、モンチが夏にコメントした、ローマはスーパーマーケットではない、という発言に対するあざけりを助長した。それだけでなく、最も楽観的なローマファンの間でも、現在のチームは、特に監督としての経験が不足しているエウゼビオ・ディ・フランチェスコの下にあるため、転換期にいるのだという認識が一般的だった。

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