代表チーム イングランド代表

岡崎同僚バーディ、VARの使われ方に疑問「全員が映像を確認できるようにすべき」

 レスターに所属するイングランド代表FWジェイミー・バーディは、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の使われ方に疑問を抱いているようだ。29日にイギリス『フォー・フォー・トゥー』が伝えた。

 試合中の審判による誤審を防ぐ目的で使用されているVAR。一発退場やPK、オフサイドによるゴールの可否といった試合を決定づける事柄に関して主審が必要だと判断した場合に、人間の眼では判断しきれなかった部分を明らかし、適切な判定を下す事を促している。

 ただ、VARに関しては様々な論争が巻き起こっており、賛否両論が飛び交っている。先日行われた国際親善試合のイングランド対イタリアの一戦で、試合終了間際にイタリアがVARのおかげでPKを獲得し、同点にすることに成功。試合は結局そのまま終了した。

 試合後にイングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督はVARについて不満を漏らしていたが、その試合で先制弾を記録したバーディも以下のように話し、使われ方に異論を唱えた。

「VARの使われ方には問題があるよ。なぜなら、ただ単にスタジアムのスクリーンには『VAR使用中』としか表示されないのだから。選手やファンも含めて、何が起きているのか全く把握できないんだ。ただただじーっと結果が出るのを待つだけさ。レフェリーがどんな映像を観て判断しているのか、スクリーンに映し出してスタジアムの人全員が分かるようにして欲しいね」