代表チーム 日本代表

【日本代表リポート】初めてのW杯を目指す侍たち。中島と原口、それぞれの経験と立場

 マリ戦を終えた翌日、ベルギー合宿6日目を迎えた日本代表。前日の試合に出場した選手、しなかった選手がそれぞれ心境を語った。

 4年に一度の大舞台に参加したい思いは、サッカー選手であれば誰もが持つに違いない。今回代表に選ばれれれば、本大会を初めて経験することになる選手にとっては、この合宿でアピールすることはとても重要になるはずだ。

 マリ戦でフル代表デビューを飾り、チーム唯一の得点を記録した中島翔哉もその一人。ゴールの余韻については「ない」と語った中島だが、得点シーンに関しては満足感を示した。

 「得点のシーンでああいう位置にいられたことはすごく良かったと思いますし、それを続けなければいけないと思っています」

 この試合で左サイドでコンビを組んだ長友佑都との連携は、パスがつながらなかった場面があったものの「これから良くなっていくところ」だとし、チームの一員としてプレーする上で、まずは自分のやるべきことをやり、他の選手からもアドバイスをもらいたいと語った。

「初めての試合だったので、そこまで自分が多くを言えるとは思えないですけど、まあ自分のできる役割をまずはやるのが大事ですし、チームのことは監督はじめ、たくさんの経験がある選手がいるので、そのアドバイスを聞きながら、自分なりに、自分でできることをやっていくことが大事だと思います」

 現在ポルトガルのポルティモネンセでプレーする中島は、対戦したマリの選手たちが持つアフリカ人特有のフィジカルの強さにも「ポルトガルにもアフリカの選手はけっこういるので、普通でした」と頼もしい。

 次に控えるウクライナ戦も含めて、中島には今後より長い出場時間を与えられるかもしれない。

「最初から出た場合はより連携とか周りの関係がないといけないと思いますし、昨日出た時間帯では相手もけっこうスペースを空けていました。だから個人で行ける部分もあったと思うので、これから色んな選手のプレーとか人柄も知っていけたらなと思ってます」

 最後にゴールの反響を聞かれ、こう答えた。

「秘密です(笑)。でもたくさんもらいました」

Previous
ページ 1 / 2