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英外務大臣がロシアW杯を危惧「プーチンはヒトラーのように政治利用する」

 イギリスのボリス・ジョンソン外務大臣は、ロシアのウラジミール・プーチン大統領は今年の夏に行われるワールドカップを、アドルフ・ヒトラーが1936年のベルリン・オリンピックを利用した様に扱うと危惧した。22日にイギリス『BBC』が報じた。

 今年の6月からロシアで開催されるワールドカップ。4年に一度のサッカー界最大の祭典が日に日に近づいているが、開幕を前にフーリガンの問題などが浮き彫りになってきている。2016年にフランスで開催された欧州選手権で衝突したイングランドに対する圧力は相当なものがあり、様々な制裁が与えられることになっている。

 そんな中、イギリスのジョンソン外務大臣は「プーチン大統領はロシアをかつてのソビエト連邦時代のごとく“再び偉大に”しようとしている。1936年のベルリン・オリンピックをヒトラーが利用したようにしようとしている」と話し、ロシア・ワールドカップが政治利用されるのではないかと危惧した。また、加えてイギリスの国民に対して、ロシアではおとなしくするよう呼びかけた。

 ただ、同氏はイングランドがワールドカップをボイコットするという案に対しては否定的な考えを示している。