プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

Dr.TRIBE【試合診断書】FA杯準々決勝 マンチェスター・ユナイテッド対ブライトン

日本時間18日に行われたFAカップ準々決勝 マンチェスター・ユナイテッド対ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン。

今回は試合における両チームのマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両監督とレフェリーについての分析、評価をする。

ユナイテッドMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ネマニャ・マティッチ

1ゴール1アシストを記録し、この試合の主役に。調子の上がらないチームの中で孤軍奮闘している。持ち前の高さと強さだけでなく、パスでも活躍しなければいけないのだから負担は大きい。

ユナイテッドTHW(ザ・ハード・ワーカー):スコット・マクトミネイ

攻守両面で信頼に値するパフォーマンスを披露。多少のボールロストやパスミスはあったものの、ミドルサードからファイナルサードへ供給するボールの精度は高かった。

ユナイテッドMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ルーク・ショー

ブライトンのエセキエル・スケロットとソロモン・マーチの右サイドコンビに手を焼いた。前半だけでピッチを退く。

ブライトンMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):パスカル・グロス

攻守両面でチームをけん引した。右インサイドハーフで先発し、ほとんどのチャンスを演出。パスの精度が高かっただけでなく、守備面では積極的にボールを奪いに行った。

ブライトンTHW(ザ・ハード・ワーカー):エセキエル・スケロット

ソロモン・マーチとともに右サイドで、ショーとアントニー・マルシャルを苦しめた。前に出る意識が強く、積極的な攻撃参加の他に、この試合で両チームトップのインターセプト数(5本)を記録した。

ブライトンMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):レオナルド・ウジョア

レスターから加入したもののなかなか定位置をつかめずにいる。この試合でも空中戦では強さを見せたが、ストライカーとして最も重要なゴールに迫る場面がなかった。

ユナイテッド監督:ジョゼ・モウリーニョ

CL敗退を受けて、かなりピリピリした雰囲気でこの試合の会見に挑んだモウリーニョだったが、獲得できる現実的な可能性が唯一残っているこのFA杯のトロフィーに、また一歩チームを近づけた。大幅に選手を入れ替えることはせず、計算できるメンバーでインターナショナルウィーク前最後の試合をしっかり勝ち切った。アレクシス・サンチェスではなくフアン・マタを起用したことが、この試合ではチームにいいリズムをもたらした。

ブライトン監督:クリス・ヒュートン

試合序盤は前からプレスをかけてユナイテッドに襲い掛かったが、それ以降は4-5-1のゾーンディフェンスを自陣深めに敷いて、カウンター気味の手数をかけずに攻め切る戦略を立てた。ウジョアが思ったような活躍を見せなかったものの、サイドからの攻撃はそれなりにユナイテッドを苦しめ、相手の倍以上の17本のシュートを放った。また、チーム全員がハードワークするブライトンらしさも見ることができた。しかし高さのあるチームだけに、ヘディンで2失点したことが悔やまれる。

主審:アンドレ・マリナー

それほどテンションの高い試合ではなかったものの、安定したレフェリングで試合を進行した。イエローカードは1枚も出さなかった。


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